資格

私が土木施工管理技士を目指そうとした理由

 ここでは勉強嫌いな私がどうしてわざわざ国家資格の土木施工管理技士を取得しようと思ったのかを話していけたらと思います。

 これから新たに建設業の土木関連業務に携わる新社会人は参考にしていただけたら幸いです。ちなみに先に言いますと土木業界の施工管理は元請の女性監督さんであっても職人さんから結構言われる事も多いです!

 また、同じく勉強嫌いな作業員の方々に見ていただいて共感していただけたらとても嬉しく思います。

取得理由について

 まず、私が2級土木施工管理技士を取得したのは2020年の事です。

今が2021年なので改めて思うと割と最近の出来事ですね笑

 取得前の私は元々6年ほど作業員だったこともあり今より勉強が嫌いで資格なんて大して取る事も考えていませんでした。

それではなぜ取得を考えたのか。

 理由はいたって簡単で【現場】での作業による不満からでした笑

 今作業員をしている多くの方が共感されると思うのですが新人で右も左も分からない現場での作業は専門的用語が多いんですよね。

 私がすぐに感じたのはユンボバックホウ油圧ショベルといった同じ形状、同じ用途の重機なのに呼び方が違うことです。

 慣れてしまえば特に問題はないのですが当時の弊社の作業員は機械などの呼び方がバラバラだった為、非常に困ったことを覚えています。

 他にもプレートコンパクターも同じものなのに会社によって呼び方が違う時もあるし毎日覚える事の連続でした。

先輩作業員A

ちょっとさ、あそこのプレート持ってこいよ!

先輩作業員B

そこにコンパクター置かれると邪魔だからどけてよ!

ぶれあ

はい!(なんで呼び方統一しないんだろ…)

 正式名称や一般的にどう呼ばれているかは調べれば出るのですが統一性がないし皆呼び方に慣れて直す気がないので正直億劫でした。(言えば「あ~、はいはい〇〇ね」って理解はしてもらえますけどね…)

 他にも人によって作業や命令の順番が違うので指揮系統がばらばらだったりしたこともありました。例で言えば監督(40代)とその更に先輩の作業員(50代)ですね。

監督

トラックからスコップ持ってきてくれ!

作業員C

監督より俺の方が先輩で仕事も知ってるし先にこれ手伝ってくれ

ぶれあ

(もう誰の命令聞けばいいの…)

 新人の時は若手監督の命令を聞いている最中に先輩作業員が俺の方が長く仕事してるんだから偉いし手伝えとかそういう社風もあった為、逆らえない私は途中で誰の指示を聞けばいいのか混乱したこともありました。冷静に考えると監督なんですけどみんな強気な社員なので情けないことにポンコツの私はすぐに圧倒されちゃうんですよね…笑

 また、組織的に私は新人扱いのポジションで新規に入ってくる社員があまりいない為そういった意見も言い出しづらくその中でストレスは着実に溜まっていきました。

 ちなみに建設業って

・きつい

汚い

危険

 の3Kって呼ばれてるんですよね。

 そういうわけで年々建設業関連の人口は減少傾向にあります。

 当時は社員同士で何かとトラブルもありましたが仕事を除けば優しい一面があった為、会社自体は嫌いではなかったです。

 それに他会社はともかく土木関連の新人は結構ビシバシやっていく昭和風なイメージが根付いていたと考えていた為、それが当たり前だと思っていました。(恐らく今やるとパワハラになりますね笑)

 しかしそれと同時に今後この社風が続いた場合、もし後輩が入ってもすぐ辞めるだろうなとも思っていました。

  どうにか解決できたらいいなと、そんな時に何を思ったのか

ぶれあ

あれ、でもこれ自分が周りより施工に詳しくなって立場逆転させちゃえばいいんじゃね?!

 っていうあまりにも対抗的で安直な思想でした。正直周りに振り回されずに正しい知識を身につけたかったし自分なりにですがそれなりに内に秘めた負けず嫌いな部分があったんですね笑

 ちなみに女性監督さんも負けず嫌いな人だと結構伸びる方が多いように感じます。それでもなんどもへし折られますけどね…不屈の心を持っている方には天職かもしれません。

当時の自分自身の能力と方針

 実際に当時の自分の能力についてですが普通運転免許以外完全に無資格でしたね…笑

 勢いに乗って調子乗ったことを簡単に思いましたがそもそも先輩社員たちは実務経験が長いため経験では勝てるわけがなく始めるとしたら勉強嫌いには到底キツい資格取得をすることでした。

 そこでたまたまタイミングが良かったのか丁度会社の方から講習を聞いて軽く操作をする技能資格を取りに行く機会があり、それに興味本位で参加した事が私のまともな資格取得の始まりでした。

 学科講習の内容自体は割と当たり前の内容だったりするので難しくはなかったです。(睡魔は別ですが)

 例えば重機の旋回中に作業半径に人を立ち入れないこと等なので確かに普通に考えたら危ないしそりゃそうだよな…っていう内容等です。

 そんなこんなで程よい感じの難易度で技能資格特別教育資格を終わらせる事でいくつかの簡易的な資格を取得し、気づいたら自分に少しだけ自信がつきました

 簡易的な資格といえども勉強嫌いな私にここまで資格が取れることすら考えていなかったので素直に嬉しかった覚えがあります笑

 しかし自信と同時に思ったことがありました。

ぶれあ

確かに比較的簡単に取れる技能資格は自分の免許や自信になったけどこれって先輩たちも全然取れちゃうし全然勝てなくない…?!

 もしかして自分の強み(能力)が何もないまま今後の人生を歩んでいったら一生作業員だけして終わるのでは…そんな思いが脳をよぎる事も度々ありました。

 遅れながら急に危機を感じた私は初めて自分から進んで国家資格に挑戦してみようと思うことになりました。

 そこで調べた結果、建設業で土木に強い国家資格【土木施工管理技士】でした。

 この資格があればある程度の土木施工に関する証明になる!!そう感じた私は2級の受験を決意しました!

資格難易度や実際の勉強について

土木施工管理技士は1級と2級があります。

1級試験 学科/実地:年1回

2級試験:学科:年2回 実地:1回

 学科試験を受けて合格したら作文を書く実地試験合計2回受けることになります。

 令和3年度の1級学科合格率は60%、2級学科合格率は70%超えみたいですね!

 実地合格率は最近は1級も2級も30%~40%くらいですね

 ちなみに今年度より学科合格した者は今後免除される事になり更に技士補という立場になれるようです。

 去年までは実地を2回落ちると学科からやり直しになるようだったのでなかなかスリルがありましたね笑

 ちなみに私の勉強方法についてですが自分で頭が悪いことを自覚しているので予め通信教材のSATを購入しました。

 初めて通信教材の講義を受けてみたのですがDVD講義+カラーテキストだったのでとても見易かったです。

 ちなみに現場仕事をしている方だとそれなりに頭に入りやすいかと思います。

 実際私は現場経験もあったので学科試験1週間前からDVDを全部見ただけで合格までもっていきました。

 DVDを見終えて過去問を何度かやったくらいですがやはり教材がわかりやすかったように思いました。

 現在取得中の1級や取得した2級の両方SATにお世話になっております笑

 実地試験に関しては自分の経験記述があるのでカテゴリーに沿って自分の建設の職種に関係することを書く感じです。これに関しては家などで下のカテゴリーを各1度は練習書きした方がいいです!

 実地に関しての勉強時間ですが学科の内容が少し頭に残っていたので同じく1週間ほど前から帰宅して2時間ほど頭を悩ませながら経験記述や問題に時間を割いていました。

 毎年カテゴリーが決まり、品質管理/工程管理/安全管理など他にもありますが基本はこの3つから決まることが多いです。私の時は品質管理だったのでアスファルトの温度管理に関する事を書きました。

 ちなみに参考になる資料は検索すると結構見つかったります!…が!丸写しは確実にアウトなので気を付けてくださいね。

自分の役目

 私は現在2級を保持していますがそれだけでも現場における知識や視野が格段に広がります。 

 まず、建設業の現場では常日頃から危険な出来事が起きそうになります。

 輪止めをしないで坂道にトラックを駐車して動き出したり、歩行者がスコップに躓いて転倒したり自分の周りには危険がつきまとっています。

 そういった危険個所にも危機意識の高さから配慮がいくようになりました。

 また、立場として作業員から主任技術者になることができます。

 ・当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督

 を行うことができるようになります。

 ちなみに本来学歴関係なし主任技術者になろうとすると10年の実務経験が必要になります。

 実際に取得したことで会社からも評価が上がり私の立場も変わりました。元々作業員の上司とは仲が悪いわけではないので立場が上がってもある程度の敬意を払いつつ対等に話すことができるようになりました。(常に配慮しかしてこなかったのでこれは本当に助かりましたね…笑)

 また、新入社員が入ってきた際に昔の現場作業員あるあるの荒い仕事の教えではなく、効率の良い仕事の流れやその理由を説明できる知識を得ることができたので少しは会社の為にもなれたのかなと思います。

 他にも施工管理技士の資格を持った社員がいると会社の経営事項審査も点数が上がるため経営者から見てもとてもありがたいハズです!

 補足ですが現状の卒業後に就職して離職する割合は

大卒 31

高卒 37

 だそうです。約3割ってかなり大きいと思いますし実際にメンタルヘルスなどで調べた結果、最近の若い人材はストレス耐性がない人も多いです。それに建設業は人口が減少傾向なのでせっかく入った社員に荒い人材育成をして離職されてもメリットがないですよね。

 正直建設業は今でも昔気質の人はたくさんいますがあの勢いは会社からすればいい事でもあるので、私のするべき事は少しでも上司をサポートし、後輩に教えていくことが会社の良い風通しだと感じています。

 もちろんダメなことはしっかり叱ります!笑

 でもそのあとのアフターケアはしてあげてくださいね。

 立場が少しずつ上がっていくと責任も比例して上がっていきますが取得した達成感は自分のものだしやりがいは間違いなく上がったので満足しています。

今後のキャリアアップ

 ここまでいろいろお話しましたが、土木施工管理技士という資格は建設業で働いていく上で自分のキャリア形成や知識にとても役立ちます。

 私は会社の中で負けたくない思いから取得することを決意しましたが今となっては本当に良かったと思っています。

 例えばもし今の会社を辞めるとなった場合、この資格はほかの建設業でも役立ちます。所持しているだけでそれだけの知識量があると証明されているようなものなので今後の自分のキャリアアップに役立ててくれるはずです。

 ちなみにこの資格を持っていると他の国家資格の受験資格を満たすことができるようになったり技能資格の学科時間短縮などが可能になります。

 私はこの前1級土木の学科に合格したので引き続き実地試験を受けて結果待ちをしております!出来合いでいえば微妙なラインなんですけどね!

 今回ここまで長いページを見てくださった方は本当にありがとうございました!!



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